🐕 小型犬の災害対策ポイント
2025/05/19
小型犬を飼っている家庭での災害対策として、事前にやっておくべきことを以下にまとめます。
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① 避難用品の準備
・フード・水:最低3日分(できれば7日分)
・折りたたみケージ・キャリーケース:避難所での居場所確保に必須
・リード・ハーネス:迷子・脱走防止。普段から体に合ったものを使う
・トイレ用品:ペットシーツ、うんち袋、消臭スプレーなど
・常備薬・健康記録:持病やワクチン接種歴を記録しておく
・おもちゃ・毛布:ストレス軽減のため
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② しつけと慣らし
・ケージ慣れ:避難所や移動時にストレスを減らす
・吠えない訓練:避難所で他人に迷惑をかけないため
・人・音への慣れ:災害時の混乱にも落ち着いて対応できるように
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③ 迷子対策
・迷子札:首輪に連絡先入りのタグをつける
・マイクロチップ:万が一離れた場合でも再会の可能性が上がる
・写真の保存:全身が写った写真をスマホや印刷物で常備
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④ 避難先の確認
・ペット同伴避難所の把握:自治体に確認しておく
・知人宅・車中泊の選択肢も検討:同伴不可のケースに備える
今回で犬シリーズは終了しますが、被災時の状況を想定すると全ての犬種において、本当に飼い続ける難しさを感じます。毎日のエサだけでなくトイレやリードなどの対策を考えると、車に一式載せておいたとしても車が被災地域から脱出できるのかという、現実的な問題に落とし込むと先が見えなくなります。せめて③のマイクロチップや迷子札、何種類かの写真などは平時の間に用意しておいたり、避難所にペットフードも保存しておく必要があると認識させられました。
🐕🦺 中型犬の防災対策ポイント
2025/05/07
① 平時の備え
■ 備蓄品(最低7日分)
・ドッグフード・飲料水(1日1~2L目安)
・食器、首輪、リード、ハーネス(暴れ防止用)
・折りたたみ式の中型犬用ケージ・キャリー(避難所での居場所確保)
・トイレシート、うんち袋、消臭用品
・タオル・毛布・おもちゃ(安心材料)
・ワクチン証明・健康手帳・写真(迷子対策)
■ 迷子対策
・首輪に飼い主の名前・電話番号を明記
・マイクロチップ装着+登録情報の更新を確認
■ 避難に慣らす練習
・キャリー・ケージに入る習慣づけ
・周囲の人や他犬との接触に慣れる訓練
・車への乗り降り・短時間の同乗を繰り返して慣れさせる
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② 災害発生時の行動
■ 身の安全とパニック防止
・揺れたらすぐに確保(リード装着、ケージ内に入れる)
・飼い主が落ち着いて行動することで、不安を軽減
■ 同行避難を原則に
・犬を置いて避難しない
・ハーネス+リードで脱走防止を徹底
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③ 避難所での対応
■ ペット受け入れ可の避難所を事前に確認
・自治体によって対応が異なるため、事前確認が必須
・ペット同伴避難が不可なら、ペットホテルや一時預け先をリストアップ
■ マナーを守る
・ケージ内で過ごせるようにしておく
・吠え癖・噛み癖がある場合は事前に対策(口輪やしつけ)
■ 健康管理
・疲れやストレスで体調を崩しやすいため、こまめな観察が必要
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✅補足
・車中泊も選択肢になるため、車内スペースや熱中症対策も検討
・中型犬は「災害時に抱えて移動するのがギリギリの重さ」なので、犬が自分で歩ける環境づくりが重要です。
出張中に首都直下地震が起こったら
2025/04/28
地方在住者が出張中に東京で首都直下地震に遭遇した場合、望ましい対応をまとめます。
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1.まず命を守る行動を最優先
・建物内なら机やテーブルの下に潜り、頭を守る。
・揺れが収まるまで無理に移動しない。
・窓ガラスや棚から離れる。
2.出口確保・安全な場所へ移動
・揺れが収まったら、出口を確認。
・建物が危険なら速やかに屋外(ただしビル街なら落下物注意)へ。
3.正確な情報収集に努める
・スマホの防災アプリやラジオで公式情報を確認。
・SNSはデマに注意。
4.
4.無理な移動は避ける
・駅や道路が大混乱するため、すぐに帰ろうとしない。
・近隣の一時避難場所(公園、広場、学校など)へ移動。
・可能なら出張先オフィスや宿泊先に留まる。
5.家族・職場に安否連絡
・通話は制限されるため、**災害用伝言板サービス(171)**やSNSのメッセージ機能を活用。
・会社にも「無事」または「今どこにいるか」を伝える。
6.徒歩帰宅は慎重に
・徒歩で長距離帰る「帰宅困難者」にならないよう、行政の指示に従う。
・数日間の滞在に備えた行動(食料確保、宿泊調整)を。
7.次の行動に備える
・余震、火災、ビル倒壊に引き続き注意。
・情報が落ち着くまでは不用意に移動しない。
・必要なら避難所へ。
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【出張時に事前にできる備え】
・モバイルバッテリー携帯
・小さな非常食・飲料水の携行
・歩きやすい靴を履く
・滞在先ホテルの避難経路確認
・家族と「災害時の連絡手段」を事前に打ち合わせ
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出張中だと「地元と違う土地勘のなさ」「宿泊先の状況」が特にリスクになるので、「まずその場に留まって安全確保」が基本です。
🐕 大型犬の災害対策ポイント
2025/04/23
① 平時の備え(大型犬ならではの準備)
■ 備蓄品は「量」と「サイズ」に注意
・ドッグフード:1日あたりの消費量が多いため多めに備蓄(最低1週間分)
・大きめの食器・水入れ(倒れにくいものがベスト)
・丈夫なリード・ハーネス:引っ張る力が強いため破損に注意
・大型犬が入れるケージやクレート:避難所での居場所確保に必須(持ち運び可能なものが望ましい)
・排泄処理用品(大型犬用のペットシーツや大型ビニール袋)
■ 移動手段の工夫
・キャリーでの持ち運びが困難なため、車避難の準備が重要
・抱っこや介助が困難なので、歩行に慣らしておくことも大切
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② 災害発生時の行動
■ 逃走防止を徹底
・パニックで暴走しやすいため、しっかりしたハーネスとリードで固定
・名前・連絡先入りタグ、マイクロチップの装着は必須
■ 同行避難の判断と準備
・中型車やバンでの車中避難も視野に
・避難所に入れない可能性を想定し、「一時預け先や知人宅の確認」をしておく
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③ 避難所での注意点
■ スペース確保と配慮
・大型犬はスペースを取るため、避難所内での同室避難が難しい場合が多い
・屋外や屋根付き駐車場など「別エリア管理」となるケースあり
■ 周囲への配慮
・犬が苦手な人、子ども、高齢者がいる場合は特に配慮
・落ち着かせるためのおもちゃや慣れた毛布を持参
■ 必要な情報の提示
・ワクチン接種歴・健康管理記録を提示できるように用意
・写真(正面・横・飼い主と一緒に写っているもの)
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✅ その他の工夫
・地域の「ペット避難訓練」や防災講座に参加し、大型犬での対応を体験しておく
・万一に備え、「大型犬OKの避難所・車中泊可能なエリア」をリストアップしておく
乳幼児の育児中や保育施設で勤務中に地震が起きた時
2025/04/15
南海トラフ地震のような巨大地震に、乳幼児が自宅に居る場合や保育施設で勤務中の場合は、特に慎重かつ迅速な対応が必要です。
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🏠 自宅に乳幼児が居る場合の対応
【① 揺れの瞬間】
・まずは身の安全を確保:乳幼児を抱えて無理に移動せず、揺れが収まるまで机の下や壁際で身を守ります。
・家具の転倒防止が事前対策として重要:日頃からベビーベッドや棚の固定を徹底しましょう。
【② 揺れが収まった後】
・ガスの元栓を閉め、火災防止
・靴を履かせて(または持って)外に出る準備:ガラス破片などが床にある可能性が高いです。
・抱っこひもやおんぶひもを使用して、両手が空く状態で避難。
【③ 避難時】
・避難場所を事前に決めておく:徒歩で安全に向かえる距離かどうかも確認を。
・必要最低限の持ち物を準備済みにしておく(例:母子手帳・粉ミルク・オムツ・飲料水・着替え・簡易トイレ)。
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🏫 保育施設で勤務中に被災した場合
【① 園児の安全確保】
・まず全員の安全確認・人数点呼
・避難の判断は「津波避難優先」:沿岸部ではすぐに高台へ移動。
・おんぶ・手つなぎ・ベビーカーの活用:年齢に応じて複数パターンを用意しておく。
【② 保護者への連絡体制】
・非常時連絡網や引き渡しマニュアルに基づいて行動
・混乱を防ぐため、「誰に引き渡したか」を明記する帳簿運用を徹底
【③ 避難生活の備え】
・乳児用物資の備蓄:ミルク(液体ミルク推奨)、紙おむつ、清潔な水、おしりふき等。
・保育士自身の心身ケアも重要:長時間の緊張状態が続くため、交代制や仮眠体制を整える訓練も必要。
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🔑 共通する事前準備のポイント
・地域の避難所が乳幼児対応可能か確認
・家庭・施設での防災訓練を定期的に実施
・個別支援計画の整備(特に持病や発達障害のある子の場合)
・災害時対応マニュアルのアップデートと職員研修
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保育施設向けのチェックリスト形式でまとめ直しておき、基本動作を反復して体に覚えさせることで、イザという時に役に立つようになります。