2024/12/23
マイカー通勤中に南海トラフ地震が発生し、津波が40分以内に到達する場合、車を使用した避難は慎重に行う必要があります。交通渋滞や道路状況の悪化が想定されるため、適切な判断が重要です。以下の対応方法を参考にしてください。
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1. 車の使用が可能か判断
・周囲の交通状況を確認
車がスムーズに動ける状況か確認します。渋滞や道路の損壊がある場合、車の利用は避けて徒歩で避難するのが安全です。
・避難優先
津波の危険が迫っている場合、車を放棄して徒歩で高台や避難ビルに向かうことを最優先します。その際「みたチョ」アプリを活用できれば、どの方向にどれぐらいの距離で、どんな建物があるのかがその場にいて判明するから大変助かります。
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2. 車で避難する場合の行動
・事前に避難場所を把握
地震が発生する前から、通勤ルート周辺の避難場所や高台を確認しておきましょう。
・最短ルートで高台へ
津波浸水区域を避けて、最寄りの高台や避難ビルに向かいます。事前に「ハザードマップ」を確認し、浸水しない道を選んでおくと良いです。
・安全運転を徹底
混乱時の道路では事故のリスクが高まります。他車や歩行者に注意を払いながら運転してください。
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3. 車を放棄する判断
・車が渋滞に巻き込まれた場合
津波到達までに十分な時間がないと判断した場合は、車を放棄して徒歩で避難します。
・停車位置の選定
車を道路の邪魔にならない場所(路肩など)に停め、エンジンを切ってすぐ避難を開始します。ロックせずにハザードを点灯させて、自分の名刺を目印に置き、車検証は持ち出して避難しましょう。
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4. 車に乗っていない場合
・徒歩避難を最優先
車に戻る時間がない場合や渋滞が想定される場合は、近くの高台や避難ビルに徒歩で避難します。
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5. その他の注意事項
・避難後も安全を確認
津波到達後、車の回収を急がず、津波警報が解除されるまで安全な場所で待機してください。
・事前備えが鍵
車内に懐中電灯、靴、防災ラジオ、水、災害時用トイレなどの緊急避難用品を常備しておきましょう。
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重要ポイント
車は便利ですが、津波避難時には交通渋滞や道路損壊、そして乱暴になりがちな運転でかえって危険になる場合があります。可能な限り徒歩での避難を選択し、自分の命を最優先に行動し、車はあくまで状況に応じて使用する手段と考えてください。
お酒を飲んでいる時に巨大地震がきたら
2024/12/16
忘年会や新年会の途中でお酒を飲んでいる最中に南海トラフ地震のような大規模な地震に見舞われた場合、酔っていることで判断力が鈍る可能性があります。以下の対応を参考に、安全を最優先してください。
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1. まずは安全を確保
・揺れている間は動かない
大きな揺れを感じたら、その場で姿勢を低くし、落下物や倒れる家具から身を守る。
○屋内の場合: 頭を守りながらテーブルや丈夫な家具の下に避難。
○屋外の場合: 看板やガラス、電柱の倒壊から離れる。
・火気の管理
忘年会・新年会の場では、火を使っていることが多い(鍋料理、コンロ、ロウソクなど)。揺れてる中でも、真っ先に火を消す。
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2. 酔いを意識した行動
・判断力が鈍ることを自覚
酔いが回っていると、冷静な判断が難しくなります。落ち着いて行動し、無理に動き回らないよう意識する。
・酔っている人同士で協力
○比較的酔いが浅い人や、飲んでいない人をリーダー役に立てる。
○周囲の人々と協力して避難行動を取る。
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3. 津波が心配される場合(沿岸部の宴会場)
・すぐに高台へ避難
○酔いが回っていても「逃げる」ことを最優先。
○階段を使って高い建物の上階や自然の高台を目指す。
○車の利用は飲酒運転の上に渋滞に巻き込まれるリスクがあるため、徒歩が原則。
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4. 揺れが収まった後の行動
・酒席の状況を確認
○落下物や倒壊したものの中に危険物がないか確認。
○足元にガラス片などが散乱している場合、靴やスリッパで保護。
○怪我をしている人がいれば応急処置を行う。
○荷物は必要最小限
荷物を持ち出す場合、両手を使って安全に移動できるよう、最小限の物だけを持つ(スマホ、財布、飲料水)。
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5. 情報収集
・周囲と連携
○お店のスタッフや他の客の協力を仰ぎ、避難経路や避難場所を確認する。
○地元の人々や店側が避難場所を知っている場合が多いので、従う。
・スマートフォンの活用
○緊急速報を確認し、津波警報や避難指示に従う。
○モバイルバッテリーで電源を確保する。
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6. 避難時の注意
・体調管理
○アルコールの影響で脱水症状を起こしやすいので、避難中に水分補給を行う。
○酔いが残っている場合、体温調整がしにくいことがあるため、防寒具やブランケットを活用。
・周囲と足並みを揃える
○酔っている人がいれば、周囲で支えながら移動する。
○一人で行動するのは避ける。
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7. 忘年会・新年会における事前対策
・開催場所の確認
○事前に避難経路や避難場所をチェック。特に沿岸部では高台や津波避難ビルの位置を確認する。
○建物が頑丈で安全かどうかも考慮する。
・荷物の準備
○スマホ、モバイルバッテリー、小型の懐中電灯を持参。
○酔いに備えて、普段より余裕を持った行動を心がける。
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8. 忘年会や新年会の終盤に避けたい行動
・飲みすぎに注意
非常時には判断力と行動力が必要です。普段から過度な飲酒は避けることが望ましい。
・慌てた行動を取らない
気が大きくなって、急いで逃げようとしたら階段や段差で転倒することが多いため、普段以上に慎重に行動してください。
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酔っている状況では正常な判断が難しくなりますが、周囲の協力を仰ぎ、冷静に行動することが重要です。宴会中の特有の状況を理解し、酔ってない者が率先してリーダーシップを発揮してリスクを減らすことを心がけましょう。
真夜中に起きる地震のリスク
2024/11/18
南海トラフ地震がもし真夜中に発生した場合、次のような追加のリスクが考えられ、被害がさらに増加する可能性があります。
1.避難の困難さ
真夜中であれば、多くの人が就寝中のため、揺れを感じてもすぐに行動できない場合が多く、特に子供や高齢者の避難が難しくなります。暗闇での避難は視界が悪く、混乱を招きやすく、避難所までの道のりで転倒や怪我のリスクが高まります。
2.津波からの避難の遅れ
津波は地震発生後、数分から数十分で到達する可能性が高く、夜間の避難では到達までに避難が間に合わない人が増える恐れがあります。特に、津波の襲来が早朝であると周囲の確認も難しく、避難の方向を誤ってしまうリスクも増大します。
3.火災発生と延焼リスクの上昇
夜間は暖房器具や照明などの電気製品が使用されているため、地震による火災発生のリスクが高まります。また、深夜は消防隊の初動体制が日中よりも整いにくいため、初期消火が遅れて延焼被害が拡大する可能性があります。
4.インフラの寸断と救助活動の遅れ
夜間では視界が悪いため、交通インフラが損壊した場合に迅速な救助活動が難しくなります。崩れた道路や橋梁、停電した地域では救助隊の到達も遅れるため、負傷者の救出が困難になります。また、通信網の遮断が発生した場合、被災状況の把握も遅れる可能性が高いです。
5.ライフラインへの影響
夜間の地震では停電や断水が発生しても明かりや情報が不足し、混乱に拍車がかかります。特に寒冷期であれば暖房器具が使えなくなることで体温管理が難しくなり、被災者の体力低下につながるリスクもあります。
こうした真夜中の地震は、避難・救助・生活再建のすべてにおいて迅速な対応が難しく、被害が日中発生する場合と比べて深刻化しやすいと考えられます。そのためには普段から非常用ライトの位置確認や、明るさを補ってくれる設備を構えていく必要があります。
南海地震の歴史
2024/11/11
南海トラフ地震は過去にも何度か発生しており、日本の歴史において甚大な被害をもたらしてきました。以下は、前回と前々回に発生した南海トラフ地震の情報です。
1. 昭和南海地震(前回)
・発生日:1946年12月21日
・規模:M 8.0
・被災状況:
◆死者・行方不明者は約1,362人。
◆負傷者は2,600人以上。
◆建物の全壊は約36,000棟、半壊はおよそ41,000棟。
◆高知県や和歌山県など、太平洋沿岸の地域で甚大な被害が発生しました。津波による被害も大きく、特に沿岸部で多くの家屋が流されました。
2. 安政南海地震(前々回)
・発生日:1854年12月24日
・規模:M 8.4
・被災状況:
◆死者・行方不明者は約30,000人とされています。
◆建物の損壊は広範囲に及び、津波が沿岸部を襲い、多くの被害を出しました。
◆安政地震は安政東海地震(同年12月23日)と連続して発生したことで、より大きな被害をもたらしました。静岡県から高知県にかけての地域で甚大な影響があり、津波の影響も高知や和歌山、愛媛の沿岸で顕著でした。
【特記事項】
南海トラフの地震は「東海地震」「東南海地震」「南海地震」が連動する可能性もあり、広範囲に影響を及ぼします。周期的には約100~150年ごとに発生すると考えられているため、これら過去の事例が防災対策の重要な参考となっています。これらの地震を教訓に、現在の防災対策は当時よりも格段に強化されていますが、いつ来るのか現代科学では予想できないため、常日頃からの準備と心構えが必要です。
寒い時期の災害対策
2024/11/05
11月から気温が下がっていき、冬に向かいます。寒い時期に災害が発生すると、寒さや雪の影響で通常の災害対応が難しくなり、特別な準備や注意が必要です。以下に、寒い時期に災害が発生した場合の注意事項をいくつか挙げます。
1. 防寒対策
・避難所での防寒具の確保:毛布や防寒具、ダウンジャケットなどを用意し、寒さをしのぐ準備をしておきましょう。避難所が寒いことも多いので、複数の防寒具があると安心です。
・着替えや使い捨てカイロの備蓄:衣類が濡れると体温が奪われやすくなります。使い捨てカイロや手袋、靴下などの替えを準備しておきましょう。
・段ボールを活用:床からの冷気を防ぐために、段ボールを敷いたり、カーペット代わりに使うことで寒さを軽減できます。
2. 停電時の暖房対策
・ポータブルバッテリーや非常用電源の準備:電気が使えなくなった場合でも、電源が確保できるよう、ポータブルバッテリーやソーラーチャージャーなどの非常用電源を用意しておくと便利です。
・湯たんぽの活用:停電中でも、お湯さえ沸かせれば湯たんぽを使って暖を取れます。湯たんぽはエコで持続的な暖房手段です。
・ガスコンロやカセットコンロ:温かい飲み物や食事を取ることも重要です。ただし、室内での火器使用時は換気を十分に行い、一酸化炭素中毒に注意してください。
3. 水や食料の備蓄
・長期保存が可能な食料品:凍らない水や缶詰、スープ類などの備蓄があると、避難生活の負担を減らせます。
・温かい食べ物や飲み物:寒さが厳しいと体温が奪われやすくなります。温める機能が付いたインスタントスープや飲み物があると、熱源が無くても暖を取ることが出来ます。
4. 一酸化炭素中毒のリスク
・室内での火器使用は慎重に:避難生活中にストーブやカセットコンロを使用する場合、窓を少し開けて換気を行いましょう。一酸化炭素中毒を防ぐために定期的な換気が不可欠です。
・使い捨て防災マスク:煙やガスを防ぐマスクを備えておくと、万が一の火災時にも役立ちます。
5. 凍結による水道の使用不可
・水道管の凍結対策:寒冷地では水道管が凍る可能性があるため、事前に水を汲み置きしておきましょう。
・バケツに水を確保:トイレや洗顔などに使うための水を確保することも重要です。
6. 雪や路面凍結による移動リスク
・滑りにくい靴や靴下を用意:避難時には雪や氷で滑りやすいため、防滑機能のある靴や靴下を履くと安全です。
・車での避難は慎重に:積雪や凍結で車がスリップすることがあるため、スタッドレスタイヤを使用したり、チェーンを携行したりしておくと良いでしょう。路面状況が悪い場合は無理に車を使わず、安全を確保してください。
7. 情報収集と連絡手段の確保
・ラジオや携帯電話の充電:災害時には通信が途絶えることがあるため、電池式のラジオやソーラーチャージャーなど、情報を得る手段を確保しておくことが重要です。
・家族や避難先との連絡方法:災害時に家族や知人と連絡が取れるよう、避難場所や連絡先を事前に確認しておきましょう。
8. 持病のある人や高齢者のケア
・常備薬の準備:持病の薬を切らさないよう、多めに用意しておくことが大切です。
・高齢者や乳幼児の体温管理:体温調整が難しい人には、より多くの防寒具や暖かい飲み物などを提供するよう心がけてください。
寒い時期の災害は、通常の備えに加えて、温めるための特別な対策が求められます。事前の準備があれば、災害時にも安心して行動できるので、万が一に備えて早めの対策を心がけましょう。